うつ病の原因・治療・入院

うつの治療2

 

 

 

うつ病の治療は、休養、薬物療法、精神療法の3本柱からなっています。うつ状態にはいろいろな症状や病気の原因があり、軽度なものから重度までさまざまです。また、それを引き起こす原因も複雑にからみあっています。そのため、これらの要素を考えながら治療を行います。


うつ病の治療で一番大切なことは、焦らずゆっくり休むことです。家族や職場など周囲の人は、うつ病を理解することが不可欠です。患者を気づかうことは大切ですが、「頑張れ」と励ますことや「重大な判断」を求めることは、かえってマイナスになるので気をつけましょう。


薬物療法では、主に抗うつ薬と呼ばれる薬が使われます。抗うつ薬にはさまざまなものがありますが、最近はSSRIやSNRIなど、従来の抗うつ薬で問題となっている副作用が少ない薬も登場しています。


薬物療法により、うつ病の症状が軽くなったからといって、自分の判断で服薬を中止すると、症状が逆戻りしてしまうため、医師の指示によりきちんと服薬を続けることが大切です。